Blogger・Tumblr・はてなブログの徹底比較 〜真面目に文章を書くときのブログ選び〜

いざ、ブログでちゃんとした文章を書こうと思って、選択肢に挙がったのがBlogger、Tumblr、はてなブログでした。どこかのブログサービスを使いたいというのは、書くこと以外の手間を減らし、WordPressなどの管理に時間を掛けたくないからです。

実際に使ってみた経験も含めて、徹底的に比較してみることにしました。

(Tumblrは2年、はてなブログは半年くらい使ってみました。Bloggerは数ヶ月、現在メインに使っています)

※出来るだけ公平に見ているつもりですが、主観も混じっているかもしれません。

目次

各ブログサービスの概要

Blogger

Blogger ロゴ

1999年にサービス開始した老舗のブログサービスで、2003年にGoogleに買収され、現在もGoogleが運営。

Tumblr

Tumblr ロゴ

2007年にサービス開始。ミニブログやマイクロブログ、メディアミックスブログサービスなどと呼ばれる。ブログとSNSの両方の要素を持っている。2013年にYahoo!に買収された。

はてなブログ

はてなブログ ロゴ

2011年11月、株式会社はてな がベータ版を招待制でリリース。それまでの古いブログの構造を持つ はてなダイアリーからの脱却を目指したものだと思われる。私見だが、Tumblrを真似ているところは多くあるようだ。(テーマ編集のUIやテーマストアなど)2011年12月にオープンベータ、2013年1月に正式サービスになった。

各ブログサービスの比較

ダッシュボードのスクリーンショット

Blogger Tumblr はてなブログ
Bloggerのダッシュボード Tumblrのダッシュボード はてなブログのダッシュボード

 
. 

基本的な機能

Blogger Tumblr はてなブログ
ブログのURL(サブドメイン) .blogspot.jp .tumblr.com .hatenablog.com
.hatenablog.jp
.hateblo.jp
.hatenadiary.com
.hatenadiary.jp
独自ドメインの設定 可。ただしPro版のみ。
広告 なし なし あり。Pro版で消せる。
予約投稿
アクセス解析 あり なし あり
1アカウントで作れるブログ数 100 多分制限なし 3つ。Pro版で10。
複数人での管理 可。ただしPro版のみ。

 
アクセス解析は、Bloggerと はてなブログにはありますが、Tumblrにはありません。どこも Google Analytics を使えるようにできるので、これでいいでしょう。

はてなブログのPro版は、税込みで月額1,008円です(2015/02時点)。

個人用途としては特殊かもしれませんが、1アカウントで複数のブログ(サブドメイン)が持てるので、ジャンルによって使い分けることもできます。
 
 

主なユーザー層

Blogger Tumblr はてなブログ
海外(日本人も割りと) 海外 日本

 
Bloggerは海外ユーザがメインながらも、比較的日本のユーザも多いようです。
Tumblrも同様ですが、リブログやメモ程度がメインで(Webクリップツールとして使われている)、きちんとしたオリジナルの文章を書いている人は少ない印象。
はてなブログは言わずもがな国産。
   

ブログと紐付けされるSNS

Blogger Tumblr はてなブログ
Google+ なし はてなプロフィール(はてなID)

 
ブログの執筆者(プロフィール)として紐付けられる標準のSNS。

BloggerはGoogle運営だけに、Google+と直結しています。
実名でブログを書きたくないという人は、Google+を開設せず、Bloggerプロフィールを作ることで匿名にできます。(さらにBloggerの設定で、Bloggerプロフィールを非公開すると完全に匿名)

Tumblrには紐付けされるSNSはなし。(Instagramの写真を投稿するなど、アカウント連携という形での紐付けはある)

はてなブログは、はてなプロフィール(はてなID)と紐付けされます。
URLは profile.hatena.ne.jp/xxx/ ですが、そもそも利用者がいるのか怪しい。被リンクだけ発生していると見るべきでしょう。はてなIDと繋がるので、はてなで利用しているサービスは全て紐付けされます。当然はてブ(はてなブックマーク)も分かってしまうので、秘密にしておきたいという人は新たにアカウントを作らないといけません。
 
 

ブログコミュニティのユーザーとの交流手段

Blogger Tumblr はてなブログ
ブログフォロー ブログフォロー、スキ(いいね!)、リブログ ブログフォロー(購読する)、はてなスター

 
ブログの利用者との交流はあるか、どの程度できるのか。

Bloggerは、Bloggerユーザー間だけの交流手段は特にないように思われます。
ブログフォローはありますが、Bloggerに限定されているものではありません。

Tumblrは、ブログながらもSNS的な機能をもっていて、「スキ(いいね!)」や「リブログ」があります。スキをつけた記事はダッシュボードから一覧できるようになっています。(Twitterにも類似の機能がある)リブログは他人の記事を丸ごとコピーするもので、コメントを付け加えたり内容に手を加えることが出来ます。コメントはリブログでやれ、という感じなのかもしれません。

はてなブログは、「はてなスター」で「いいね!」と同じような機能を提供している感じ。

ブログフォローは全てにありますが、Tumblrと はてなブログは自身のブログサービスのみに限定しています。

コメント欄がなければ、DISQUSFacebookソーシャルコメント等の外部コメントプラグインを使えば、同様の機能を用意することはできます。ただし、これはJavaScriptなどで提供されるもので、SEO効果があるのかは疑問が残るところです。
 

文章か画像のどちらに向いているか、便利な記法はあるか

Blogger Tumblr はてなブログ
文章向け 画像向け
※ダッシュボードもタイムライン型式なので長文には不向き
文章向け

 
Tumblrの投稿画面は特殊で、コンテンツの種類毎に用意されています。ここではテキストの投稿画面だけで判断することにします。

Tumblrの特殊な投稿ボタン:コンテンツの種類ごとにボタンが分かれている。
Tumblrの特殊な投稿ボタン

 
.

ブログのテキスト投稿画面

長文を書くような人はEvernoteなどを使っていることが多いと思いますが、公開後の些細な変更なんかでブログの投稿画面も意外と使うものです。

Bloggerと はてなブログは広いスペースはありますが、Tumblrはかなり小さいので長い文章を書くのには向いていません。

(Tumblrはテキストの投稿画面で画像をアップロードできなくなってしまったかも?)

Blogger Tumblr はてなブログ
Bloggerの投稿画面 Tumblrの投稿画面 はてなブログの投稿画面
HTMLタグ:可
Markdown記法:不可
HTMLタグ:可
Markdown記法:可
HTMLタグ:可
Markdown記法:可

.

Markdown記法を積極的に使うと良い

Markdownというのは、簡単な記述でHTMLを表現する記法です。対応しているブログサービスであればどこでも楽にHTMLを書けるので、覚えておくと便利です。(この記事もMarkdownでほぼ全て書かれています)

Blogger自身ではMarkdown記法を使えませんが、Google Chrome アプリの「StackEdit」を使うことで可能になります。面倒そうに思えるかもしれませんが、アプリをストアからインストールしBloggerと連携の設定をするだけです。あとは、StackEditの編集画面でMarkdown記法を使って記事を書き、Bloggerと同期することでBloggerへの投稿も楽に行えます。

文章作成やメモ書きにも便利、Markdown記法 - KOJIKA17

Chrome アプリ StackEdit を使い Markdown で作成そして Blogger へ投稿 - Programmer’s Report

なお、StackEditは、BloggerだけでなくTumblrでも使えます。

【StackEditの記事を書きました】BloggerでMarkdown記法を使って書く (要StackEdit)
よろしければご覧ください。
 

ソースコードなどのマークアップ

記事内にHTMLソースなどを書いたとき、ユーザーに見やすく装飾できる機能があるか。

これは、はてなブログのみに「はてな記法」というのがあります。記法がないBloggerとTumblrでも、マークアップしてくれる「SyntaxHighlighter」(JavaScript)を導入することで、類似の機能が可能になります。
はてな記法は便利ですが独自記法なので、他のブログに引っ越したときは機能しません。

※SyntaxHighlighter の使い方は、こちらが良くまとまっていて分かりやすいです。
(ちょっとメモ)SyntaxHighlighter 3.0.83 の使い方 - ほんっとにはじめての HTML5
 
 

テンプレートの豊富さ、編集のしやすさなど

どこもそれなりの数は用意されていますが、日本人向けのデザインということになると、はてなブログに軍配があがるように思います。Tumblrはデザイン性に優れたものが沢山ありますが、長文を載せるにはあまり向いていないかも(むしろ画像を大きく見せるようなレイアウトが多い)

Bloggerは非常にシンプルなものが多く、レイアウトも練りこまれていないので、自分でゴリゴリHTMLやCSSでカスタマイズしていきたい人向けです。

Blogger Tumblr はてなブログ
標準テーマ
標準テーマ
※無料のもの
標準テーマ
Tumblrのテーマストア はてなブログのテーマストア
HTML編集:可 HTML編集:可 HTML編集:不可
※ウィジェットとしてHTMLを書き加えるのは可

 
Tumblrと はてなブログには専用のテーマストアがあり、Tumblrには有料テーマも。Tumblrでは、日本人によるテーマも極小ですが探せば一応見つかります。

テンプレートを決めたあと、「最新記事」や「アーカイブ」などのパーツを並べ替えるWordPressにもあるようなウィジェット機能は用意されています。(Tumblrはテンプレートによりますね)

テンプレートのHTML編集機能は、はてなブログには見当たりませんでした。Tumblrの編集画面は重くて使い辛いです。ということでBloggerが一番編集しやすかったです。(どちらにしろ、テンプレート内の独自タグは覚えないといけませんが)

モバイルのテンプレートも比較

モバイル・スマートフォン用のデフォルトテンプレートも比較してみることにします。

同じデータを投稿した状態ではないのですが、雰囲気は掴めるでしょう。Bloggerは簡素、Tumblrは画像を全面に見せるInstagramのようなスタイル、はてなブログはBloggerの固さを少し柔らかくしたようなデザイン。(はてなブログにはモバイルにも広告が入っていますね)

スマートフォンが隆盛している今、Bloggerのモバイルテンプレートの簡素さ(手抜きすぎさ?)は気になるところです。もうちょっと頑張って欲しい。(いちおう、BloggerではモバイルテンプレートもHTMLから編集することは出来ます)

Blogger Tumblr はてなブログ

.
 
 

外部サービスの素材の貼りやすさ

amazonの商品リンク、ツイート、Instagramの写真などが記事内に貼り付けしやすいか。

Bloggerは、Picasaの写真は投稿画面からすぐに貼り付けできるようになっています。YouTubeも検索してすぐに貼り付けられます。同じGoogleのサービスのみなので親切とは言えません。

Tumblrは投稿画面でそのような機能は用意されていませんが、Instagramなどのアカウント連携で、Instagramで写真を投稿すると同時にTumblrでも写真を投稿するという使い方はできます。ただしコレは文章を書くときに貼付けするという使い方には合っていません。

はてなブログは随分考えられていて、Amazon・iTunes Store・Instagram・flickr・Twitter・YouTube・ニコニコ動画・Pixivなど多くのサービスに対応しています。Amazonの商品なら、投稿画面のサイドからすぐに検索でき貼り付けられます。AmazonアソシエイトやiTSのアフィリエイトも、無料版でありながら利用できます。貼り付けたアイテムは文中では独自記法で記述されるため、他のブログに引っ越したときは機能しません。

これに関しては完全に はてなブログに軍配が上がるといえます。
 
 

メディアファイル(画像等)のアップロード先

投稿画面で写真をアップロードするとき、どこのサービスにアップロードされるか。

Blogger Tumblr はてなブログ
サービス Google独自
(実際にはPicasa)
Tumblr独自 はてなフォトライフ
ドメイン bp.blogspot.com media.tumblr.com f.st-hatena.com
制限など Picasa準拠 たぶんなし 月30MBまで

 
Bloggerでは実際にはPicasaウェブアルバムにアップロードされているため、容量やサイズの制限もPicasaに準拠します。アップロード後の写真の管理や削除もPicasa Webで行います。Google+と繋がっている場合は制限が大幅に緩和されるようです。(それでなくても充分な容量があるようですが)Picasaにはアップロード時に画像が自動補正され色合いが変わったりする困った仕様があるので気になる場合はオフにしましょう。

はてなフォトライフは容量の制限があります。無料版で月30MBまで、Pro版で月3GBまで。無料版でも300KBの画像を100枚アップロードできるので大抵の場合は困らないはずです。

flickrなどの全く外部の写真専用サービスに直接アップロードしてくれる機能はどこもないようです。引っ越ししやすい環境にするには、写真だけは何処か別のところに置いておきたいのですが。
 
 

引っ越しのしやすさ、記事のインポート・エクスポート

Blogger Tumblr はてなブログ
・インポート:XML型式
・エクスポート:XML型式
・インポートもエクスポートも用意されていない ・インポートはMovable Type型式、はてなダイアリーのみ
・エクスポートはMovableType型式

 
BloggerはXML型式のエクスポートができ、ここからWordPress型式へ変換するツールなどを使えば、かなり沢山のサービスに引っ越ししやすそうです。
他のブログサービスから Blogger への引っ越し方法

Tumblrはエクスポート機能を用意していませんが、移転先でTumblrのアカウント連携が出来る場合、ここからインポートできることがあります。(WordPress.comなど)WordPress.comにインポートできれば、ここからのエクスポートは容易そうです。

はてなブログはMovableType型式のエクスポートができるようです。分かりにくい箇所にあったのですが、管理画面の設定の一番下です。

. 

ブログの引っ越しをしやすくするための書き方
  • 便利な独自記法は控え、HTMLタグを使い、Markdown記法を活用する。
  • ソースコードのマークアップはSyntaxHighlighterを使う。
  • 写真は外部サービスを出来るだけ使う。(前のブログを使わなくなっても写真だけリンクすればまあ良い)

独自記法とはいえ、せっかくの便利な記法を全く使わないというのも気が引けますが。
 
 

ブログサービスのSEO施策

SEOといっても色々ありますが、ここではリンクに重点を置いたSEOを見ていきます。
(はてなブックマークやGoogle+などの、どのサービスでも使えるものは比較にならないので省いています)

Bloggerはブログフォローリスト以外の被リンクは無いように見えます。(そもそもコレも、そのウィジェットを置いていないブログでは発生しない)

Tumblrでは、タグを付けた記事はタグの記事一覧からリンクされます。海外のサービスなので日本語は期待できなさそうですが、一応被リンクは発生しているはず。また記事がリブログされると、他者のブログに記事のコピーと被リンクが発生しますが、コンテンツの丸ごとコピーなのでSEOとしては疑問が残ります。また、Bloggerと同じようにフォローされると、その人のブログのフォローリストからの被リンクが生まれます。(ただしそのユーザーがこの機能をオフにしていることもある)

はてなブログでは、はてなが運営しているあらゆるサービスから被リンクが発生します。ブログ グループに参加することで、興味を同じくするブログ記事の一覧ページからリンク。はてなスターは、スターを付けたユーザのはてなスター一覧からリンク。そして多分これが最も目立っていると思いますが、はてなキーワード(はてなのWikipediaのようなもの)に登録されている単語を記事内に使うと、はてなキーワードから「そのキーワードに言及しているブログ」としてリンクされます。

はてなキーワードには、2種類のページがあります。
次のURLは、「ブログ」について解説している はてなキーワードのページです。

また、はてなブログの無料版では、投稿した記事の文中にあるキーワードは、自動ではてなキーワードへリンクされます。これにより「全ての無料版はてなブログ→はてなキーワード→はてなブログ→」というリンクの循環が発生します。
 
 
 

総括・まとめ

ブログは書き続けるためにも、書いていて苦がなく楽しいと思えるところを選べばいいと思いますが、やはりできるだけ多くの人に見てもらいたいものです。
 

はてなブログ

とっつきやすさでいうと、はてなブログだと思います。

HTMLやカスタマイズも難しいことは分からないけど、InstagramやAmazonアソシエイトなどの広告も簡単に貼りたい、といった場合にはコレでしょう。

ただし、長く使っていたり、少しWebのことに詳しい人なら不満な点が多く出てくるはずです。それらを解消するには有料プランを契約しなくてはなりません。

あと、はてなフォトライフは古いサービスのためか、個人的には使い辛いですね。(記事内に直接画像を貼り付けたときに、よく分からないaltが貼られるのも)※バグっぽい仕様もあったり

Tumblr

Tumblrは海外の人と積極的にやりとりしたいなら良さそうですが、カスタマイズするための知識・ハードルは はてなブログより高いです。

Twitterのようなタイムライン型を採用していることもあって、長文の記事を書いても、ダッシュボードではすぐに流れていってしまいます。(ダッシュボードに頼らず、Google検索や他SNSからの流入を期待するなら良いが)

また、過去のものは切り捨てていくスタイルになっているので(標準で月別アーカイブや最新記事などのウィジェットが用意されていない)これらが欲しければ手作業で用意しなくてはなりません。(しかもJavaScriptで無理やり実装する形になるのでSEO効果も薄い)

コアなユーザーは、どんな環境でも自分らしくカスタマイズしていくでしょうが、やはりライトユーザーにはハードルが高いです。

広告などの外部アイテムを簡単に貼り付けられる仕組みもないです。

Blogger

BloggerもTumblrと同じ海外のサービスですが、Tumblrのように月別アーカイブなどのウィジェットがないということはありません。

基本的な体裁は、よく知るブログの形を持っています。機能を抑えたWordPressのような感じです。Google Adsense のアカウントと連携しており、貼り付けしやすいのは特長と言えますね。

日本人のユーザーも多いので、大抵のことは検索すれば情報を得られますが、公式ヘルプのGoogleに有りがちな「日本語っぽくない日本語」が目立つのは気になります。

Bloggerは、SEO施策があまり取られていないからこそ、自分自身で育てていく価値はあるように思います。玄人向けですね。
 
 

はてなブログのSEO効果には疑問

SEO施策で見ても、はてなブログが良さそうですが、最近はちょっと疑問視しています。

はてなキーワードのページから自動でリンクされるということですが、このページからやってくる人はゼロに近いです。

はてなブログのSEOが優れている7つの理由〜(後略)」という記事で物凄くお薦めされておりシェア数も凄いですが、執筆者がはてな関係者なので良いことばかり書かれていますし、落ち着いて読めば内容も普通のことを凄いことのように書いているだけです。

さらに話は変わって、Zenbackキーワーズという他社のサービスがありまして、特定のキーワードに関するブログの記事を一覧するものですが、ある時から、元のブログ記事よりGoogle検索で上位に来てしまうという話題を見かけるようになりました。2015年1月に突然サービスが終了しましたが、これはGoogleの「重複や混乱を生むコンテンツはスパムとしてペナルティを課す」ことと無関係ではなさそうです。

そして、はてなキーワード と はてなブログ無料版との間に自動発生する被リンクは、これと似たような構造をしているため、同様のペナルティを受ける可能性があります。はてな は多分Google Adsenseの超優良顧客であるので、その可能性は低そうですが、NaverまとめのAdsense配信停止事件は良く覚えています。

こちらの記事でも、この点について触れられています。

また、Tumblrのリブログに関しても、重複コンテンツと見なされる懸念があります。(まぁリブログされなきゃ関係ないのですが)
 
 

ブログは自分自身のブランドを立てること

ブログやHPというのは自分自身のブランドを立てるようなものです。それを確立する手間をすっ飛ばして、大きな力を持っている1つのブランドに記事を提供して楽に収益を得る、この手法で急速に勢力を拡大したNaverまとめのようなサービスが流行していますね。(これについては、また書ければいいなぁ)

基本的に旬の話題について書くのが一番なのは相変わらずですが、自分が書きたいものはそれと違っていたりします。

良いものを書けば人が来るとはいいますが、ネットは思っている以上に集権的で画一的で「多こそが正義」の世界なので、流入元やノウハウを持っていない人は、自分の記事が人目に触れる前に挫折してしまうかもしれません。(だからこそ、拡散しやすいよう人心を煽るような記事が生まれるわけです) 

流行に囚われすぎず、自分のブランドを育てていく、つまり自分にとって使いやすく楽しいと思えるツールで、長く書き続けていくことが大切でしょう。
 
 
TwitterなどのSNSで既に知名度があるとか、パーソナリティがある、メディアと繋がってるよとか、パイプを持ってる人はどこを選んでも同じですが、そうでない大多数の人のブログサービス選びの参考になればと思います。
 
 

  • 今はBloggerを使っていますが、個人的にはGoogleでなく出来れば国産のサービスを使いたいなぁと思っています。
  • ちなみに僕のSNSは今はTwitterのみ、しかも非公開で記事のツイートもしないので、ブログの流入は検索頼り。
  • この記事は、時々情報を更新します。

2 件のコメント :

ひな さんのコメント...

随分前の投稿へのコメントを、失礼致します。
今までに作成した自身のブログについて、書く内容にもサービスそのものにもしっくりいかないことが多かったのですが、やっと「書きたい」と思えることが見つかった様に感じたので、良いブログサービスを検討・検索していてこちらのブログへ辿り着きました。

私自身は以前からBloggerの使い易さやシンプルさに惹かれているのですが、比較の対象となったTumblrやはてなについても気になるブログサービスでしたので、分かりやすい比較をしていただいたお陰で「なぜ自分がBloggerに惹かれるのか」が再確認出来たように思います。

また、"自分にとって使いやすく楽しいと思えるツールで、長く書き続けていくことが大切" というフレーズ、とても納得できました。
まさに継続は力なり!ですね。

admin さんのコメント...

いらっしゃいませ。

僕は何年かに渡って、それぞれのサービスを使う期間を設けていたのですが、結局いちばん古いBloggerに戻ってくるというのは何とも不思議なものです。

ブログを続けていけるかどうかは、最新のサービスかどうかよりも、自分の手と習慣にしっくりくるかどうかが大切だなと思いました。(どこもアカウントは無料で作れるので、とりあえずアレコレ使ってみるのも良いと思います。最終的にどこかに落ち着くでしょうし)

今は Blogger を使っていますが、他のサービスと違い、そのサービスを使っているユーザとの交流手段がないので、周りを気にせず自分のペースで書けるという利点もあります。Blogger の機能面に全く不満がないと言うわけではなく、WordPress などを使っていない以上、どこかに不満はでてくるので、多少は妥協する必要はあります。

ひなさんのブログサービス選び、この記事が参考になっていれば幸いです。


Blogger で StackEdit を使って Markdown 記法で書く記事も、そのうち書こうかなと思っています。

Posted by @ku_neko

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