Kauli (ASP) をスマホサイトで一ヶ月間使ってみました

Kauli スプラッシュページ

Kauli は、2009年にスタートした Kauli 株式会社のインターネット広告配信サービスです。配信規模は月間150億インプレッション以上で、広告配信数は日本国内第5位だそうです。(Wikipediaよりまぁ、こういう参入者が限られる業界では順位というのはあまり意味がありません。5社中5位だったりすることも)

サイトオーナー登録を済ませたまま長く使っていなかったのですが、今回は、あるスマートフォンサイトにインライン広告 (320x50) を置いて試してみました。

Kauli の広告種別は、4種類

Kauli では作成した広告枠において、どのような種類の広告が表示されているのか見ることができます。

Kauli から収益が発生するもの

  1. RTB(リアルタイム入札)
  2. 優先配信
  3. Kauli アドネットワーク(クリック単価広告/インプレッション広告の混合)

以上の3つは、Kauli から報酬が支払われます。

【Kauli 収益管理画面の、レポート一覧メニュー】

Kauli の広告種別

「2.優先配信」は最初は収益管理画面に表示されておらず、広告を載せて1〜2週間ほど経ってから Kauli のダッシュボード(ログインして直ぐのページ)に表示されるようになったため、サポートに問い合わせたところ、Kauli の収益管理画面で確認できるようになりました。

優先配信とは「Kauli が扱っている広告案件が配信面と親和性の高い場合にのみ優先的に配信している広告(通常のeCPMよりも高く設定)」だそうです。

Kauli でない外部から収益が発生するもの

  • 広告枠に任意で追加する他社のアドネットワーク(i-mobileなど)

Kauli では、作成した広告枠に他の ASP で発行した広告コードを追加することで、最適な収益が得られるよう表示回数を自動的に調整してくれる仕組みが用意されています。

今回は、i-mobile と nend を追加してみました。(i-mobile と nend は動作確認済みには書かれていなかったのですが、一応できました)あまり増やしても収益が分散してしまうので、使い過ぎは禁物。

設定したい Kauli の広告枠設定画面にて「アドネットワーク追加」ボタンを押し、i-mobile と nend で発行した広告コードをそのままペースト、ひとまず eCPM はデフォルトのままで追加ボタンを押します。すると、広告枠画面が以下のようになります。

Kauli の広告枠設定ページ

eCPM を設定すると、その価格以下になる広告は表示せず、より高い広告しか表示されなくなります。高く設定しすぎると、その ASP の広告がほとんど表示されなくなることも。

さて、広告枠の「eCPM グラフ」を見てみると、どのような優先順位で広告が表示されるかを見ることができます。eCPM は随時変わるので、このグラフも随時変化します。今回の場合、Kauli が最も eCPM が高く、他の ASP はほとんど表示機会がなくなってしまいました。

Kauli の eCPM グラフ

他社の ASP の eCPM も見ているようなのですが、これがどの程度正しいのかは分かりません。推定の eCPM はともかく、一ヶ月間が終わってみての実際の収益額は nend のみを置いているときと同じくらいか、むしろ下がっているような…。

なお、i-mobile など他の ASP で発生した収益は、Kauli の管理画面では確認できないので、その ASP の管理画面を使います。

一ヶ月間の収益額はこちら

Kauli 一ヶ月間の収益額

RTB 1,097円、優先配信 1,170円、Kauli アドネットワーク 4,767円、合計で 7,036円 となりました。

この収益割合は、サイトによってかなり違いはあるようですね。

優先配信は、収益に結びついているのか?

6/9〜21 まで優先配信の広告が表示されているようなので、詳しく見てみます。

先ほどの収益額一覧で、優先配信の eCPM を見ると35円の固定ですね。なるほど、確かに他の広告種の月間平均より高い数値になっています。(RTBは19.8円、Kauli アドネットワークは24円)

Kauli 広告種別の表示回数

表示回数はどのようになっているでしょうか。上のグラフは、広告種毎(RTB・優先配信・Kauli アドネットワーク)の表示回数の推移です。積み上げグラフにしているので、表示回数の合計と大体の割合が分かります。優先配信の分、他の広告種が表示されなくなっていますね。

ここに、日毎の合計収益額を緑色の折れ線グラフで加えてみます。

Kauli / 日毎の広告表示回数と収益額

優先配信が表示されている期間に、収益の合計額が大きく変動した様子はありませんでした。eCPM の割に劇的な変化はないようです。優先配信の高い eCPM で収益の低下を下げ留めている程度に見えます。

(15/07/18 更新)

グラフだけだと大まかな感じしか分からないので、eCPM を出して比較してみます。eCPM とは 1000 PV 当たりの収益額で、収益 / PV数 * 1000 で計算できます。

  • 優先配信が表示されている 6/9〜21 の eCPM
    収益 3223.7円 / 表示回数 127461 * 1000 = eCPM 25.29 円

  • それ以外の期間の eCPM
    収益 3812.6円 / 表示回数 156100 * 1000 = eCPM 24.42 円

うーん。やはり「少しはマシ」程度でしょうか。

スマートフォンの広告数は少なそう

スマートフォンの Kauli アドネットワークで表示される広告は、1〜2種くらい、同じものがずっと表示されていました。最も単価の高いものを表示しているからでしょうか? 広告の種類は少なそうな印象を受けました。他 ASP と比べて日毎の収益が目立って低いわけでもなかったので、様子をみていましたが。

Kauli のPCバナーは表示に時間が掛かる

最適な広告を各 ASP から都度選んでいるためか、ページを表示し終わってから実際に広告が表示されるまでに、数秒待たされることが多かったです。ファーストビューに置いている場合などは、広告が表示されるまでにユーザーの視線が通りすぎてしまうかも。これが気になったので、PCのバナーは使うのは止めました。まぁ、フッタなどに広告枠がある場合は考えてもよさそうです。

使うのなら、他社広告は入れず Kauli だけで使うのが良いのかも。

(ちなみに、スマホでもファーストビューに表示していますが、遅延はほとんど気になりませんでした。今回の広告枠の場合、Kauli アドネットワーク以外の表示機会がほぼないので、判定処理が不要だからでしょうか?)

ダッシュボード・日毎の収益管理ページは分かりにくい

サイトオーナーとしては、広告の種別などどうでもよく(そもそも選べるわけでもないので)、日毎の表示回数・CPC・CTR・eCPM・収益合計が分かりさえすれば良いわけです。広告種ごとにレポートが分けられているため、日毎の収益の推移が把握しづらい。月毎の合計額はすぐに見れるのは良いですが。

おわりに

収益の程度は、他の多くの ASP と大きな差は見られず、Google Adsense が使えない場合の選択肢の一つですね。一番手で使う ASP ではなく、ページビューが少ないサイトではほとんど効果がないでしょう。

スマートフォンサイトに各ASPを個別に使ってみた実感としては、 nend > Fluct ≒ Kauli > i-mobile でしょうか。まぁ大なり小なりですが。オーバーレイも試してみたいところではあります。

1 件のコメント :

teruyukiweb s さんのコメント...

kauli今年でアドネットワーク終了みたいですよ

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