さくらのVPSの石狩リージョン、SSDの2Gプラン (v3) の UnixBench を取ってみた。VPSは2台を試用して比較。
現在は東京リージョンに主軸は移っているような感じだが、石狩リージョンを利用している以前からのユーザも多いと思うので記録に残しておく。
SSDプランのUnixBench結果を探してみたところ、以下の記事しか見つからなかった。(多分このベンチは東京リージョン[v4]のプラン。「さくらのVPS(new SSD) #2CPU」と書かれている)
さくらのVPSがプランを全面リニューアルしたので、UnixBenchをConoHa,旧プランと比較してみた。 | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
http://server-setting.info/blog/sakura-vps-v4-vs-conoha.html
スペック・CPU情報(2015/3/23時点)
2015/3/23時点の、石狩リージョンのSSD-2Gプランのスペックは以下の通り。
メモリ | ディスク | CPU |
---|---|---|
2GB | 50GB | 仮想2コア |
CPU情報はコマンドで確認。2台とも同じCPUが表示された。
processor : 0 vendor_id : GenuineIntel cpu family : 6 model : 42 model name : Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge) stepping : 1 microcode : 1 cpu MHz : 2499.998 cache size : 4096 KB physical id : 0 siblings : 2 core id : 0 cpu cores : 1 apicid : 0 initial apicid : 0 fpu : yes fpu_exception : yes cpuid level : 13 wp : yes flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush mmx fxsr sse sse2 ss ht syscall nx lm constant_tsc unfair_spinlock pni pclmulqdq ssse3 cx16 sse4_1 sse4_2 x2apic popcnt aes xsave avx hypervisor lahf_lm xsaveopt bogomips : 4999.99 clflush size : 64 cache_alignment : 64 address sizes : 46 bits physical, 48 bits virtual power management:
UnixBench のスコア
ほぼ初期構成のまま(セキュリティの設定などだけ)で、時間帯を分けて行った。
UnixBench のバージョンは 5.1.3。
GUI系の計測は外している(方法はココに書いてある)。
ベンチ時間は1回(1CPU/2CPUの両方で)で50〜60分かかった。
SSD 2G IK01 (v3) 【A】 | SSD 2G IK01 (v3) 【B】 | |||
時間帯/CPU数 | 1CPU | 2CPU | 1CPU | 2CPU |
10時 | 776 | 1635 | 823 | 1702 |
15時 | 779 | 1603 | 859 | 1865 |
18時 | 733 | 1545 | 825 | 1832 |
21時 | 730 | 1491 | 843 | 1768 |
23時 | 770 | 1583 | 761 | 1659 |
00時 | 741 | 1631 | 784 | 1720 |
03時 | 825 | 1717 | 790 | 1752 |
System Benchmarks Index Score は、2CPUで大体1500〜1800になった。
(スコアは高いほどいい)
【A】 も 【B】 も同じプランの石狩リージョンだが、2CPUで100〜150くらいの差が出ている。時間帯によっては300ほど差が出た。【B】 の方が概ね良い数値だが、入れ替わることもあった。
悪すぎとは行かないけれど、良いとは言えない数値のように思う。少なくとも、上記の記事に載っている2G-SSD (v4) のベンチ結果より低い。というか、2コアでスコア2000いかないというのはどうなのか。
まぁSSDはディスク性能で選ぶのだけど、CPU性能やコア数を落とし容量も減らしたSSDにするなら、価格はHDDと同じにしてほしかった。(石狩のSSD[v3]プランは、HDDプランより月額費用が高い)
SSDならさくらだが、スコアはConoHaの方がよさげ?
さくらのVPSを選ぶ理由は、
- ローカルネットワークでLANが簡単に組める
- SSDが選べる
- 老舗や先駆者的な信頼性
…これくらいなので、以前からのサーバ資産がなくUnixBenchのスコアだけで見るなら(上の記事でConoHaのスコアが出ているので)今は「ConoHa」が最有力候補として上がると思う。
ConoHaは短期間だけ借りたことはあるが、コントロールパネルも使いやすかったしローカルネットワークもある。ないのはSSDプランだけだ。(2015/05末より、ConoHaもSSDに対応した)
(僕の場合、石狩リージョンの既存VPSと繋ぎたいので、仕方なく石狩のさくらのVPSを選んでいる感じ。あとは慣れもある)
ConoHaの公式Twitterアカウントによる自薦ツイート(1年前だけど)によれば、さくらより収容率も控えめだろうとされている。
よかった・・・胸のことじゃない! さくらさんは先行しているので、せめてベンチマークだけは負けないよう環境構築してます。Unixbenchも基本的に上になるはず。そもそも収容率も低いんじゃないかな。でも使わないとわからないですよね。よかったら無料試用でいじめてネ @_k725
— 美雲このは (@MikumoConoHa) 2014, 1月 15
追記
さくらのVPSのメンテナンス・障害情報
記事タイトルに対象のサーバIPが書かれていないので、あまり見やすくはないのだが一応公開されている。
http://support.sakura.ad.jp/mainte/mainteindex.php?service=vps
ConoHaの障害情報はこちら
http://cp.conoha.jp/Information.aspx
0 件のコメント :
コメントを投稿