毎年、この時期(お盆)になると、京都では五山の送り火がある。
五山の送り火とは、京都の山で行われる、以下の漢字または絵を象った篝火(かがりび)のことだ。
- 「大文字」の「大」
- 「松ヶ崎妙法」の「妙」「法」
- 「舟形万灯籠」の舟の絵
- 「左大文字」の「大」
- 「鳥居形松明」の鳥居の絵
盆に家に帰ってきた先祖の霊を、また黄泉の国へ送り届けるとされる。
自分にとっては、もはや珍しいものでなくなって随分経つが、
五つの山、全てを見渡せる場所というのが中々ない。
高層ビルがない京都市内とはいえ、いざ探すとなると大変だ。
いまだと京都駅ビルの空中径路あたりが良さそう。
数年前から地元のテレビ局「KBS京都」が頑張っていて、地デジで中継をやってくれる。
今年からは何と、データ放送で五つの山すべてを同時に観ることができるようになっていた。
これはスバラシイ。ぜひとも来年もやってもらいたい。
そのむかしは、五山でなく、もっと沢山あった。という貴重な話も聞くことができた。
ところで、京都の観光番組などでは、決まって三条大橋(三条河原)が取り上げられる。
五山の送り火でも、鴨川に掛かっている橋とその河川敷に、多くの人が並んだことだろう。
「〜条河原」といえば、過去多くの人が晒し首にされた身震いするような場所なのだが、
現在の喧騒振りを見ると、なかなか思い浮かばないものである。
鳥居形松明 (iPhone5)
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