しばらく前からですが、Twitter検索に分析・集計機能を加えたクライアント的なサービス「Seartwi」を開始しています。
2013中頃くらいから水面下で作りはじめ、ひっそりと公開し、Googleさんからの流入を頼りにしつつ試験運用、改善の繰り返しで、割りと体裁は整ってきました。
発端は、あるキーワードでTwitterから調べた時の、
「この話題はどんな言語で話す人々が興味を持って発言しているんだろう。」
「古いユーザーばかりなのか、新規ユーザーはどれくらいいるのか。」
…という疑問からでした。
ソーシャルメディアの分析サービスは、先駆者的なユーザーローカルさんの「Social Insight」をはじめ、Twitterクライアントの有料オプションなど、より本格的な法人向けサービスもあります。僕が Twitter を始めた 2010 年頃と比べ、もう充分なほど多くのサービスが揃っているんじゃないかと思います。
僕が知っているサービスなんかは、分析結果を見るのに1〜2日なりの集計時間が必要です。(知らないだけかもしれません) 最近のツイートからでいいから直ぐに結果を見れるのはないか、と調べてみて見つかったのが、日本では「Twiport」さん。 でも日々アクセスするような感じじゃないし、あまり好きになれない。(ごめんなさい)
本格的なサービスを提供しようとするほど、Firehose 権限をもってるところ&再販でデータもらってるところの独り占め。なんか気に入らない。TopsyとかNTTデータとか多分◯通とか…これ以上言ってると首を狙われそうです。(Twitter公認製品プログラムのページを見ると、Twitterから認めてもらって膨大なデータをもらっているサービスなんかを見ることができます)Topsyも随分前にAPIを有料化しました。
長期的な分析は大手に任せて、短期の分析は「それじゃ、まぁ、ちょっと作ってみようか」となったのでした。(本音はそんな簡単に決めてない)
ツイートの検索と分析
基本は、ツイートを検索するためのクライアントです。
ログインしなくても一応は使えますが、API数が限られてるので上手く見れないことがあります。 気になるキーワードで検索すると、検索結果のツイート一覧と、分析結果が表示されます。
おもな分析内容
- 人気のTwitterアカウント
- 影響力のあるTwitterアカウント/インフルエンサー
- ハッシュタグ
- Twitterクライアント/インターフェイス
- アカウントの言語
- よく使われるキーワード/フレーズ(頻出語)
- リンク先(ドメイン)
- Twitterをはじめた日(Twitter登録年月日の分布)
分析の材料にしているツイート数や、影響力判定の詳細は伏せますが、基本的なものは一応揃っていると思います。(今後ちょくちょく追加・改良はしていくでしょう)
ちょっと他で見なかったものに「Twitterをはじめた日」というセクションがあって、アカウントのTwitter登録日からタイムライン内のベテラン・初心者ユーザーを可視化してみよう、というものです。古株が多いのか、新規が多いのか、ざっくり分かります。
頻出キーワードは、まだまだ改善が必要でしょう。(現在は主に固有名詞を出してる) リンク先一覧は、短縮URLの展開など、いずれ必要ですね。
クライアントやハッシュタグは、ユニーク判定をしていて、同一ユーザーからの同一ハッシュタグの発言は1回のみのカウントとされています。 ログインしているとTwitterクライアント感覚で使え、結果は随時更新されます。 キーワードは検索メモとして保存しておくことが出来ます。
Twitterアカウント(ユーザー)の分析
検索結果から、アカウントのアイコンをクリックすると、ユーザーページに飛びます。
ログインしていると小さい窓でプロフィールが表示されるので便利です。
分析内容としては、以下のような感じです。
- 人気のツイート
- 交流の活発なTwitterアカウント
- ハッシュタグ
- Twitterクライアント/インターフェイス
- よく使われるキーワード/フレーズ(頻出語)
- リンク先(ドメイン)
Favorite(ふぁぼ)系と分析サービスの良いところを掻い摘んで、つぶやく内容の傾向が見れるようにしています。分析結果は、しばらくの期間キャッシュしていて、手動で更新できるようにはしていません。 (これは改善する必要があるでしょうね)
推奨環境的な話
Safari、Chrome、Firefox の最新版で動作チェックしています。
検索結果のページは横に長いので、1400くらいの解像度が必要です。
(レイアウト的にどうするか、まだ試行錯誤中ではあるのですが)
サーバー的なこと
今回も、さくらインターネットのVPSでやっています。
いつも有難う、さくらさん。
最初から国際化
ニーズが一般的なものではなく、最初から国内だけでは厳しいと考えているので、海外版と日本版を一緒に作っていってます。翻訳的な話は別の記事にでも書こうかな。
収益化について
皆さん大好き(一方で恐怖の)Google Adsense を期待していたのですが、ポリシー的に厳しそうです。(既に切られました、再審査中ですが難しそう。ところで twpro さんは上手くやっていますね)早々に考えなおす必要がありそうです。画像URLの展開なんかも当然ながら実装済みですが、この辺りの兼ね合いで開放してません。マネタイズの土台が整ってるiPhone&Androidアプリの方がいいんだろうなぁ…と思いながら。
(追記:2014/7にポリシー違反が解けたので、一部ページで Adsense を再開してます)
Webアプリ市場である Chrome Web Store (CWS) は、どうなのでしょうね。日本でCWSに展開してるサービスだと「Crowy」が有名ですが、収益化は諦めたそうですし。
宣伝的なこと
いまのところ、大した宣伝はやっていません。
さてどうしましょうかね〜。
全体のノリ
小さい穴を埋めるより、とりあえず先に進め。
(ちょっとAPI数が足りなくてページが表示されなかったり、アイコンのデザインを気にするより、次なんか作れ)
それでは、また
- Seartwi 英語版:[http://seartwi.com:title]
- Seartwi 日本語版:[http://ja.seartwi.com:title]
おまけ:SeartwiへのTwitterの反応
そろそろ大きなテコ入れをしたい頃合いになってきました。
まだ目処が立っていないのですが。(2014/8)
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